♪♪Cielito 空♪♪

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空、きれいな空、 Cielito lindo
cierro2cm  メキシコ、日本の5倍の国土は、南は密林地帯から、北は不毛の砂漠までと変化に富むが、ひとつ共通していることは、神がこの熱帯にと下された広い高原があり、多くの人々はそこに住んでいることだろう。 そしてそこには高地特有の紺碧の空が広がっている。
 人々が集まると必ずと言っていいほど歌われるCielito Lindoがメキシコ第二の国歌といわれるのもなるほどと頷ける。

 モクテスマが占師の予言に怯えた日、コルテスが野望達成にうち震えた日、クリオージョ達が誇らかに独立記念塔を打ち建てた日、空はいつもCielito lindoだったに違いない。 torre   Cielito Lindoの一節

De la Sierra Morrena,
cielito lindo, vienen bajando,
un par de ojitos negros,
cielito lindo, de contrabando.
Ay, ay, ay, ay,
canta y no llores,
porque cantando se alegran,
cielito lindo de los corazones.

 地上には差別が渦巻いている、だが空を見上げる人々の顔には分け隔てのない光と雲が返ってくる。
天は公平だ。

 メキシコの強烈な太陽をカメラに収めることは出来ない。
 だが、雲の背後から放出するそのエネルギーで推し測ることができる。

 高地の澄んだ大気と雲と太陽はチンダル現象による様々な演出を見せてくれる。
 ちなみに、太陽光線が縞状に見えるのはチンダル現象による。 チンダル現象とは、映画館で映写機からの光が見えるのと同じ原理。
backlight hoyo6 chindal1

 太陽がその沈み際に大空を赤と青に染め分けて行くのを見て、古代の人々は不安に怯えたのだろうか。
 また、はち切れんばかりのエネルギーを誇示していた入道雲をすら赤く染めて、その活力を萎えさせてしまう。
chindal2 nimbo

6月、約半年間乾き切った大地にようやく雨がやってくる、雨季の夕立だ。
南の地方では万遍なく公平に降るが、北の地方では風次第、
運悪く風が雨雲を運んで来てくれなければ"ni modo (no way)"
これも神の思し召しなのだ。
雨があがり爽やかな風が吹いて来るとしばしば虹がでる、雨は二重にも三重にも安堵を運んで来てくれる。
shower
arcoiris