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ことは個人の語学能力の問題だけではない。
舞いはお祈りの言葉を動作で表すからスペイン語に翻訳するのが難しいのだ。
不謹慎ながら、炭坑節を例に説明しよう。 「月があ〜、出た出えたあ〜」というところは、スペイン語では主語を動詞に先行させると、太陽でも星でもなくって月が出たんだ、と月が強調され過ぎるが、まあこのままの語順で訳せばいいだろう。
だが、続いては「出たあ〜、上にい、三池炭坑お〜の」の順に訳さなければならず、従って舞いの振りも変えなければならないのだ。
だから、詞の方は日本語のままローマ字表記してあるのだが、フルコース舞うと一時間以上もかかるのを、垂れ幕を見ながらとはいえ、覚えさせるのは容易なことではない。
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