![]() | ピラミッド Piramides | ![]() |
| ブランド志向の強い日本ではピラミッドと言えばエジプトだ。 中国にもピラミッドが有ることを知って驚く人も、ともに古代文明発祥の地だから中国になら有ってもおかしくないと納得するだろう。 だが、これも私に言わせればブランド志向だ。 年代的にはかなり新しく紀元前後頃ではあるが、メキシコ古代人もピラミッドを築いた。 お互いに交流がなかったであろう新旧大陸に、同じ権力の象徴が有るというのは、ホモサピエンスの性(さが)を見せられるようで面白い。 | ||
| エジプトのピラミッド | 中国のピラミッド |
メキシコ最大のピラミッドはCholulaに有る。 底辺の一辺が400mあり、エジプトのクフ王のそれが230mであることからその巨大さが知れよう。 ただし余りの巨大さゆえに復元が困難なためか、現在では小高い丘に見え、頂上にカソリックの教会迄建てられている。
テオティゥアカンもそうであるが、ピラミッドの周辺は都市を形成していることが多く、その規模と復元のよさで知られているのが、リゾート地カンクンに近いチチェンイッツァだ。 そこのククルカンのピラミッドはその姿形から、この地に初めてやって来たスペイン人達が城(カスティージョ)と呼んだ。
私はかつて、グアテマラとの国境沿いに有るボナムパックという遺跡を訪ねたことが有る。 現在は先住民族解放戦線ゲリラの拠点となっていて観光客は近付けないが、いずれにしても陸路はなく軽飛行機で飛んだ。 辺りは一面の熱帯雨林の海だが、あちらこちらに古代建造物が顔をのぞかせ、まこと神秘的な眺めであった。